薄汚れていく者
大人たちは、なぜ薄汚れていくのか。
それは、夢を見なくなったからだ。
かりにまだ夢を見ているにせよ、
その夢を諦めてしまったからだ。
生きている時間には限界があるが、
その限界を前に、夢から撤退するなんて、
それこそ、人間存在の過小評価だ。
君よ。
君を安く見積もるな。
今はまだ安い賃金でこき使われていようとも、
今はまだ周囲から馬鹿にされていようとも、
今はまだ欠陥だらけの性格だったとしても、
それがどれだけ長い間、続いてこようが、
それを未来にわたる現実だと、受け入れる理由はない。
決して諦めてはいけない。
それは君の未来ではない。
人間には、夢見る力がある。
その力を失うな。
地を見て生きるのではなく、
空を見て生きよう。
君には羽ばたく翼がある。
その翼を失うな。
翼を広げることに戸惑うな。
君よ。
決して薄汚れた大人にはなるな。
進化を忘れたとき、君は薄汚れる。
生命の本質は、進化し続けることにある。
君よ、君よ、そいつをどうか、
何があっても忘れないでくれ。
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